動画・静止画・文字→映像・写真・活字
週一ぐらいでこの欄を更新するのって、結構困ったね。早くも遅れ気味です。
今日の晩御飯写真、今日行ったところのスナップ写真、家の周りにいる野良猫たちの写真を掲載するだけならば毎日でもできるけど、何か少しは気が利いたこと、少しは世の中の役に立つようなこと、少しはほかの人に伝えたいことを記しておきたいと思って書いている。が、その「少し」が本当に難しい。しかしほんの少しの差、違い、変化が、後から何かをもたらすから、現時点ではよくわからない。
いま地球上では過剰なほどの「動画・静止画・文字」がネットを通じてあふれているが、この「動画・静止画・文字」という言い方が僕はどうも気に食わない。「ニコニコ動画」なんちゅう命名をしたのは誰や?動画と映像は違うよ。静止画と写真も違う。文字と活字もそうです。
「動くだけが映像の特性なのか!」
「本当にいい写真は目の前で動き出すぞ!」
「文字を書くだけならば寝ながらでもできるぞ!」
と一人で勝手に怒っている。逆にダメな映像は止まっている。ダメな写真は人も風景も死んでいる。活字は書く方と読む方の相互の力で活かされるが、文字だけでは活きていけない。
これほど地球上に映像と写真があふれかえって、監視・防犯・無人カメラはあちこちにあって、なおかつ個人個人の間では携帯メールを通じて大量に送受信されているが、本当に見るべき映像、ほかの人に伝えなければならない映像、誰かの間で送受信されるべき映像は、社会の中では以前よりも確実に減っているような気がする。
明日28日(土)まで北海道・帯広で開かれているJVJA写真展は、誰かの前でその写真は動き出しているだろうか。http://www.jvja.net/Battalefields%20of%20the%20war%20OBIHIRO.htm
早稲田大学で開かれている「フォトジャーナリズム・フェスティバル」はどうだろう?http://www.daysjapan.net/waseda/index.html
そこにある写真は静かに止まっているのか、それとも何かの像を映し出して、そして活きているか。いずれにせよ一つ一つの写真にその答えは描かれているので、自分で行って確かめるしかない。
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綿井健陽 WATAI Takeharu
Homepage [綿井健陽 Web Journal]
http://www1.odn.ne.jp/watai
映画「Little Birds~イラク戦火の家族たち」
公式HP http://www.littlebirds.net/
DVD発売中
月刊「創」連載『逆視逆考』
http://www.tsukuru.co.jp/
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「犬と猫と人間と」
皇居の中に住んでいる人たちを祝う催しものに、笑顔で出席したりする人たちを見ていると、急にその存在自体が安っぽくなるね。
エグザイルっていま何人のグループなのか知らんほどようさんいるけど、その中で誰か一人ぐらい異議を唱えるメンバーはおらんのかね。「俺たちは誰のために歌ってるんだ?」。フィギュアスケートの金メダルの女性も、野球の監督も、皇居の中にいる人たちを喜ばすために必死で練習してたのか。「君が代」のパンクアレンジ替え歌や、「あこがれの北朝鮮」をユーチューブで聞いてみると、やはり忌野清志郎は偉かったな。http://www.youtube.com/watch?v=LeOpyWVPMr8
去年、秋葉原殺傷事件が起きたとき、その様子をたくさんの通行人が携帯カメラで撮っている様子を見て、ある週刊誌のカメラマンが「異様な光景だった」と述懐していた記事があった。恐らくそのカメラマンもいたであろう、ある事件の容疑者連行の騒動を見ていると、この国では「騒動」も「パニック」も「異様な光景」も、メディアが自ら作り出す。容疑者の眼にカメラか鏡をつけて、周りの「異様な光景」を映してくれればよくわかるだろう。
裁判員制度が始まるので、「事件報道はこう変わる」という記事を昨年あたりから何度も見たが、何かの拍子にまた元通りというかそれ以上のレベルになっている。日本新聞協会や民放連の報道指針も何も、もはや救いようがない。http://www.pressnet.or.jp/info/seimei/shishin20080116.html
http://www.47news.jp/CN/200801/CN2008011701000576.html
そもそも現時点では「殺人」ではなく、「死体遺棄」容疑なんだが……。亡くなった人が英国人だとこれだけの扱いか。藤原新也のHPを見て深くうなずく。http://www.fujiwarashinya.com/talk/index.php
さてそんな喧騒をよそに、映画館である人と久しぶりに静かにスクリーンを通して“再会”した。「犬と猫と人間と」の飯田基晴監督だ。http://www.inunekoningen.com/
僕がアジアプレスに参加したばかりの98年ごろ、飯田さんは当時は目黒にあった事務所を訪ねてきたことがある。ホームレスの人たちの生活を追った映像を見てほしいということだった。当時からテレビ番組ではホームレスの人たちを取り上げた企画や番組は結構やっていたが、飯田さんの撮影した映像はそれとは明らかに違う視点で、彼らに長期に渡って寄り添うような姿勢だった。映像もそのときすでにいわゆる素人レベルではなく、アジアプレスのほかの若手スタッフと一緒に映像を見て感想を言った後は、飯田さんが自分自身で何度か編集し直して、すぐに東京メトロポリタンテレビの特集枠で放送された。
その後、何度か飯田さんに会う機会はあったが、「あしがらさん」http://www5f.biglobe.ne.jp/~ashigara/ という映画をつくり、そして今回は捨てられた犬猫たちを追ったドキュメンタリーを、10年前と変わらない姿勢で創り上げている。
映画を観た後に飯田さんに送ったメールから一部抜粋して以下。
全国各地ではこれから上映されるところも多いが、渋谷・ユーロスペースでは20日(金)までの上映になっている。お見逃しなく。
http://www.inunekoningen.com/theater.html
そういえば映画の中で、あるおばあちゃんのこんな言葉があった。
「人も好きですけど、人間よりもマシみたい。動物の方が」
----- Original Message -----
From: "WATAI Takeharu 綿井"
To: "motoharu iida"
Sent: Thursday, November 12, 2009 7:21 PM
Subject: 映画感想
> いや本当に、本当に、本当に(3度繰り返し)、
> 素晴らしい取材力と構成、
> そして以前と変わらぬ飯田さんらしい姿勢とカメラ視線でした。
> 上映終了後に椅子席で僕は心の中で静かにパチパチパチと拍手をしていました。
>
> いろんな映画の試写会ハガキをもらっても、
> 過去あまり見逃して悔しい思いをしたことはほとんどないのですが、
> 今回ばかりは「もっと早く観れる機会があったのになあ」とため息です。
>
> あまりに申し訳ないので、
> 恥ずかしながら懺悔をこめてコメント風に以下少し書いてみました。
> また今度お会いしたときに続きの感想を。
>
> ---------------------------------------------------------
>
> 犬や猫たちをかわいがるのも人間、
> 犬や猫の世話をするのも人間、
> 犬や猫たちを救うのも人間、
> 犬や猫たちを捨てるのも人間、
> そして犬や猫たちを殺すのも人間。
>
> しかし「どれも人間のやることさ」と全部並列させて、
> どれもすべて肯定していいのだろうか。
> 私たちはどれをやってもいいのだろうか。
> このどれもを“同時並行”でやっていいほど、
> 人間にはすべて自由な選択肢や生殺与奪の権利があたえられているのか。
>
> 飯田監督は声高に叫ぶのでもなく、告発調の言葉でもなく、
> 素朴な疑問を大事にしながら、静かに、一つ一つ、
> 自分の気持ちや立ち位置をナレーションで説明しつつ、
> そして本当に低い姿勢とカメラ位置で、
> この国の人間たちの身勝手な“ご都合”を描ききった。
>
> 映画制作のきっかけになった、
> おばあちゃんと飯田監督との出会いはそれは偶然ではなく、
> 彼女とそして“処分”された動物たちの遺言を受け継ぐための、
> 必然の出会いだったのではないかとさえ思える。
>
> 飯田監督のこの「リアクション・ドキュメンタリー」は、
> 観ている人たちにとっては本当に切なくなり、ときに悲しくもなる。
> だが一方で、
> 人間の希望を導くリアクションも引き起こす魔力を秘めている。
>
> 大人から子供まで、恐がらずに、まずこの映画を観てみよう。
> スクリーンに映し出される動物たちの眼の中をたどると、
> 私たちの姿が間違いなく映っている。
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綿井健陽 WATAI Takeharu
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映画「Little Birds~イラク戦火の家族たち」
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月刊「創」連載『逆視逆考』
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え~と、う~ん。
▼11月10日(火):午後6時30分~8時30分
「いま話したいこと、考えたいこと。~ノンフィクション・ドキュメンタリー・ジャーナリズムの現状~」
トーク:綿井健陽 トークゲスト:青木理さん(ジャーナリスト/『絞首刑』著者)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9D%92%E6%9C%A8%E7%90%86
・会場:キッド・アイラック・アート・ホール http://www.kidailack.co.jp
東京都世田谷区松原2-43-11 (京王線・明大前下車徒歩2分)
入場料1000円(予約先着順・定員 40名)
予約受付:キッドアイラック・アートホール TEL 03-3322-5564 E-mail : arthall@kidailack.co.jp
2009年の日本を振り返る意味で、裁判員制度開始や死刑をめぐる司法の現状のほか、活字・映像のジャンルを問わず横断的に、ノンフィクション・ドキュメンタリー・ジャーナリズムの取材・制作現場が、いま直面している問題や変化、そして希望や可能性などを検証します。いわゆる「メディア論」的な話ではなく「何を知り、何を見て、何を考えるべきか?」、取材現場レベルからの問題提起を、気鋭のノンフィクションライターとしても活躍中のジャーナリスト・青木理さんとともに、今年出版された話題の著書『絞首刑』(講談社)の取材過程も交えながら対談形式で話します。 http://book.asahi.com/review/TKY200909290105.html
同時開催中≪写真展「世界187の顔」 ~生命の現場から~≫
http://www.jvja.net/The%20Face%20187.htm
2009年11月15日(日)まで ・時間 11:00~20:00 期間中無休 ※15日(最終日)は15:00まで
※私の撮影した写真が一枚だけですが展示されています。
11月7日(土)発売の月刊「創」12月号にも久しぶりに原稿を書きました。
合わせてご覧いただければ幸いです。
http://www.tsukuru.co.jp/
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え~と、う~ん。ごぶさたしております。何とか生き延びております。
すいません。このブログもいつ以来の更新になるのか、よく覚えていないほど間があいてしまいました。どうやって更新するのかもよくわからなくなっている。間があくというのは恐いものだな。確実に忘れるし、思い出すのも難しくなる。逆に習慣や積み重ねというのは確実に自らの中にたまっていく。良いものも、悪いものもそれは選べない。
どうもこのブログというものが自分の身体にフィットしなくなったような気がして、更新する気持ちがなくなってしまった。この欄に何かを書くモチベーションを失ってしまった。前回更新したのは一月だったが、それ以降も生活リズムはそれほど変わらず、例によってこれまで通り月に1・2回は広島方面に行ったり、あるドキュメンタリー番組のカメラマンとしてビデオカメラを回したり、ほかにも細かな取材や執筆、たまに大学の授業や講演、地方出張などで回転している感じ。9月下旬には久しぶりに海外に、東ティモールへ行ってきました。
しかし、今年は全体的にはだいぶ停滞している。本の執筆も一進一退ならぬ、一進二退ぐらいか。ためる方の充電ならば良いが、何やら“放電・漏電”しているような気分でもある。いわゆるスランプに陥っているのだろう。何でもそうだが、インプットの波が乱れると、アウトプットの流れにも影響をきたす。出口が詰まると、入口も混雑する。動脈と静脈、上水道と下水道、飲食と排泄、呼吸と光合成、アクセルとブレーキ……、やはり何でも両方の流れと関係が大事ですね。
昨年夏に極度の腰痛になったことを契機に、腰周りの筋肉強化とスリムアップするために定期的に走りこみや筋力トレーニングをしてきたおかげで、いまは体重が63キロぐらいの体脂肪率が15パーセントぐらいになった。去年の夏ごろは体重が75キロぐらいで体脂肪率が20パーセントを超えていたから10キロ以上やせたことになる。ウエスト周りも細くなって、Tシャツがフィットする体型になって、以前のズボンがユルユル。いろんな人から「やせましたねえ」と言われるが、「いややせたんじゃなくて、元に戻ったんですよ」ということにしている。
それはそれで体内健康的にもいいのだが、何か身体的なものだけではなくて、ひょっとして自分の身体の中にあったいろんなものが「空っぽ」になったような不安もある。是枝裕和監督の映画「空気人形」http://www.kuuki-ningyo.com/index.html を観ると、人間の孤独や空虚さをしみじみ感じる一方で、何かの充足感や実感は誰かの不思議な力によって満たされるという、人間社会の複雑な関係性というものが見えてくる。
年明け早々(いつの話や?)にNHKのBSでバンプオブチキンのライブ番組http://www.nhk.or.jp/wplive/spl_14.html を観て、「なぜ俺は今まで彼らの音楽を知らなかったのだろうか?」と、これまでの無知を挽回するようなすっかりマニア的ファンになってしまった。しかし彼らのファン層は10代後半から20代だから、完全に一世代遅れている。先日は大学の授業で会った20代の学生数人に「好きな音楽って何? バンプオブチキンなんかどう?」と聞いてみたが、「綿井さん、意外ですねえ」という返事。確かに私はもう38歳ですね。たまに大学に行ったりすると、年々みんな幼くみえてくるのは、彼らが幼くなったのではなく、ワシが年齢を取ったというだけのことだった。
さて彼らの新曲「R.I.P.」http://www.toysfactory.co.jp/bump/ をスペースシャワーTVで一足先に聞いて、約2年ぶりの新曲というから、すごいペースだと思いつつ、何でも「早く、新しいもの」を求める世の中の動きに逆行するようなスタンスで、地上波テレビや歌番組にも本当に出演しないから深々と敬礼。しかし、彼らの音楽を僕が知ったのはテレビを通じてであるから、これがテレビの偶然性と可能性、そして関係性のまだまだ深いところ。
これからは一月に一回ぐらいは更新するかなと思ったが、それだとまたやらなさそうなので、これまでの分を挽回すべく、ひとまず「週末(土日)更新」ぐらいを締め切りに設定してみよう。「無理無理」という声が外からも体内でも響いているが、できるかなあ。今回あまり書くと次に書くことがなくなりそう(小学校の読書感想文の字数稼ぎかね)。
深夜に映画「ブタがいた教室」http://buta.channel.yahoo.co.jp/index.php?blogid=2 をこれもたまたまテレビで観て、小学校6年生のある生徒と先生の会話が心に深く染み入る。それはいわゆる食べ物のことではなく、ブタのいのちのことでもなく、もっと大事なことの方で。以前も何度か触れた森津純子さんの言葉をふいに思い出した。http://www1.odn.ne.jp/watai/moritujyunko.htm
「先生、いのちの長さって誰が決めるんですか?」
「う~ん。それは誰にも決められないと思うよ」
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綿井健陽 WATAI Takeharu
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映画「Little Birds~イラク戦火の家族たち」
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監獄攻撃と職住難民
▼月刊『創』(1月7日発売)
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※連載 『逆視逆考』は僕の事情により休載です。過去一年間は毎月の連載でしたが、今年からは「不定期連載」になる予定です。次の掲載はいつになるかわかりませんが、引き続き『創』のご愛読を。
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年賀状は去年から送るのを止めたし、日本も世界も何もめでたくないので新年のあいさつは自粛。明日から僕はまた広島・山口にいる。
中東の“監獄攻撃”と、日本の“職住難民”が映し出す年末年始の光景は、どちらも非対称で理不尽極まりない。圧倒的な大きさの国家や企業の前で、閉じ込められて殺される人たちや行き場を失って排除された人たちは本当になす術がない。
こんな戦争と貧困の問題を、テレビスタジオの中で話したりパソコンの前だけで座って書いたりしただけでは、ほとんど説得力がなくて何も共感が得られないということが年末年始の間のメディアを見て本当によくわかった。僕もその一人である。
ガザには150万ほどの人たちが住んでいるが、これまでもよく「監獄」に例えられていた。誰も外から入れないその監獄の中で、空と陸からイスラエル軍による虐殺が行われている。一方、「年越し派遣村」を映像で観ると、それはこれまでよく海外で目にした「難民キャンプ」のように見えてくる。これが今後解消されないとなると、パレスチナ難民のような定住型キャンプが今後日本各地に増えていくのだろうか。
パレスチナを長年取材している日本人は数多いが、その単位は5年10年どころではなく、20年30年単位である。広河隆一http://www.hiropress.net/、古居みずえhttp://www.ghada.jp/intro/index.html、土井敏邦http://www.doi-toshikuni.net/j/index.htmlがその筆頭だと思うが、彼らはいま断腸の思いでネットニュースを見たり、ガザの知人に電話をしたり、「現地に入ることができないいま、自分に何ができるか」を模索していることだろう。
昨年亡くなった記録映画監督の土本典昭は、「記録なくして事実なし」と言い続けた。http://www.nhk.or.jp/etv21c/update/2008/1221.html
TBSアメリカ総局長の金平茂紀 http://www.the-journal.jp/contents/ny_kanehira/ はその著書の中で、イラク戦争当時のある退役陸軍将校の言葉「メディアが現場に入る前に、すばやく殺せ!(Kill Faster!)」を紹介している。「ここにこそ戦争遂行者の思考のおぞましさが表れていると言うべきだろう。メディアがいないうちにことを終えてしまえ、つまりメディアが現場におらず、報じられなければ、出来事はなかったことになるというわけだ」(「テレビニュースは終わらない」集英社新書から)
故・伊藤正孝氏(朝日新聞記者)は、かってこう記した。
「いろんな死に方がある。しかしもっとも恐ろしいのは、抹殺である。密室状態の中で人知れず殺されることである」(「ビアフラ飢餓で亡んだ国」講談社文庫)
密室の処刑は、死刑もまた同じである。
かつての地位から言えば“退役空軍将校”とも言えるあの田母神氏ならば、今回のイスラエルの攻撃をどう見るのだろうか。やはり「自衛である」「侵略国家ではない」とでも言うのだろうか。
06年にイスラエル軍によるレバノン攻撃を取材したとき、以下の女性の例えが印象的だった。イスラエルは同じことを標的を変えて繰り返すだけだ。
(中略) 空爆の合間を見計らって、身の回りの物を自宅に取りに戻る人もここ数日は増えている。しかし、「ゴーン、ゴーン」というイスラエル軍戦闘機の不気味な低音が上空から聞こえてくると、条件反射のように、みなあわてて走りだす。(ベイルート)市内南部ビア・アル・アベッド地区に服を取りに戻っていた女性キャミリアさん(73)は怒りに満ちた声を上げた。
「二人のイスラエル兵がヒズボラに拘束されたというけれど、これまで何千人ものレバノン人がイスラエル軍に拘束されてきたじゃないか。もし私があなたの顔をたたいたら、あなたは私の家族すべてを殺すのか? 米国やイスラエルの子どもが一人死んだときは世界中に伝えられるのに、私たちの死は無視され続けている」
【2006年07月27日共同通信から配信 現地ルポ「戦火のレバノン」 フリージャーナリスト・綿井健陽】
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綿井健陽 WATAI Takeharu
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衝撃と驚きの一年
▼月刊「創」連載 『逆視逆考』(12月7日発売)
第11回「4つの呪文」 綿井健陽
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※「テレビ寺子屋」の中で下村(健一)は、情報を正しく受け取るために、子どもたちとテレビを一緒に観るときに、4つのことを彼らの脇でつぶやいてみてほしいと言った。その4つの言葉の説明と私なりの解釈も含めて以下に記す。(本文より)
▼ジャーナリスト実践養成講座(メディR・アジア記者クラブ主催)
12月23日~09年2月24日(全5回)
http://medir.jp/2008late28
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今年はいろんな衝撃から驚きばかりが続いた一年だった。
年末が近づいてきたが、このブログの更新は来年も一ヶ月置きぐらいの、たまにしかないと思うのですいません。ネットよりも、できればこんなときこそ紙媒体に書きたいが、だんだん紙媒体の“墓場”ばかりが増えていくようだ。雑誌から今度は新聞媒体にもじわじわと波及するだろう。
しかし、活字は死なない。映像も死なない。写真も死なない。それだけは間違いない。その一方で、どうやってそれらを自力で他の人たちに届けることができるのかという問題は、より一層深刻になってきた。
去年から今年にかけて、本当にいろんな媒体が“亡くなって”しまった。異常なほどの「ご臨終ラッシュ」だった。
今月で「月刊現代」http://moura.jp/scoop-e/mgendai/ が休刊だが、ほかにも「読売ウィークリー」と「月刊PLAYBOY」も休刊した。月刊「論座」もそうだし、テレビ媒体ではまだ「亡くなっていない」が、来年3月でTBSの「NEWS23」も終わるという。
媒体だけでなく、亡くなった人たちを思い出すままに書いてみると(去年からを含む。以下敬称略)、佐藤真(映画監督)、村木良彦(プロデューサー)、長井健司(ジャーナリスト)、筑紫哲也、加藤周一、ほかに直接話をしたことはなくても、宮崎勤、三浦和義など、ある時代を象徴する人たちが処刑・自殺も含めてこの世を去った。
来年5月の裁判員制度が始まるころに出す単行本の準備・取材・執筆で、しばらく重い日々が続きそうだ。タイトルと出版社だけは決まっていて、「光市母子殺害事件~もうひとつの視点」(朝日新聞出版)。これまで雑誌などに書いた原稿の加筆で3分の1。今年4月の死刑判決後の動きで3分の1。そしてまだこれから取材する人たちの話で3分の1ぐらいの分量だろうか。内容は言うまでもなく、元少年と弁護団の物語である。当然ながら「楽しい本」にはならないので、書くのも読むのも「重い本」としか今は言いようがない。来年4月は99年の事件発生から10年。広島高裁での死刑判決からは1年という時期だ。そして、最高裁での上告審弁論や判決は2010年から11年ごろになるのではないか。
さて、いわゆる期間従業員の人たちの解雇のニュースが度々報じられるが、僕も「期間従業員」をしていたことがある。
http://nsearch.yahoo.co.jp/bin/query?p=%E6%9C%9F%E9%96%93%E5%BE%93%E6%A5%AD%E5%93%A1&ei=UTF-8
来週12月15日(月)発売の「週刊現代」(講談社)の記事(連載「借りたカネ、貸したカネ」)の中でも触れたが、以前に「創」の連載で詳しく書いた。僕が働いていた96年当時も過酷な労働だった。が、いまはもっと悲惨なことになっている。作業内容自体はさほど変わっていないと思うので掲載記事(「創」08年8月号)を読んでみてほしい。全文はこちら→ http://www1.odn.ne.jp/watai/tsukuru200808.pdf
柳美里さんとモリタツさんが休載しているが、今月号の月刊「創」は、僕も危うく穴を空けて休載となるところだった。最後に3行スペースが空いていて、そこには以下の言葉を入れたかったが僕の入稿が送れたこともあり、間に合わなくて残念。
下村はそれをこんな風にも言う。
---なぜ目と耳は2つ有って、口は1つなのか、考えろ。喋る量の2倍見ろ、喋る量の2倍聞けっていうことだ。
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綿井健陽 WATAI Takeharu
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チェンジ
▼月刊「創」12月号(11月7日発売)
連載 『逆視逆考』 第10回「発言者・編集者・視聴者」 綿井健陽
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この発言(注=橋下弁護士がテレビで呼びかけた懲戒請求)が問題となった当時、私はネットの「ユーチューブ」で番組を観たことがある(同番組は読売テレビ以外に全国18の地方テレビ局で放送されたが、関東地区では放送されていない)。同番組の出演者はテレビでよく見かける“大声”コメンテーター・評論家・タレントの人たちばかり。今回の判決を受けて、私はもう一度番組を観た。橋下以外にどんな言葉がその回りで飛び交っているのか……。(本文より)
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最近よくある週末の3連休だが、その間は広島滞在がこのところ多い。昨年5月からの「光市母子殺害事件」裁判が続いている間も月1・2回は広島に行っていたが、いまもそのペースは変わらない。しかし、片道4時間×2の移動時間はさすがに長いね。その間はパソコンを打つか、新聞・雑誌・本を読むか、あるいは結局うとうと寝ていることが多い。
前回書いた「電波発射業」の中で引用した、今から12年前の朝日新聞の連載記事は、ほかの部分でも興味深い指摘がいくつかある。テレビでワイドショーが始まったのは、1964年にNET(現テレビ朝日)が始めた「木島則夫モーニングショー」だった。その後、フジテレビが「小川宏ショー」や「3時のあなた」の放送を始める。その「ワイドショー」という言葉は……
「ワイドショーとは、本来、『ワイド』に重点を置く番組だったと思う。多様な事柄を幅広く取り上げる。深く掘り下げる。大型企画で迫る。でも現実は、おもしろく見せる、という『ショー』の部分に重点が移ってしまった」。フリーの構成作家であり、ディレクターでもある近藤昭二さん(五三)の話は続く。TBS・オウム問題の舞台となった「3時にあいましょう」が始まった一九七三年から、現在の「スーパーワイド」まで二十三年間、制作に加わってきた人だ。
96年5月17日付・朝日新聞 連載『変質 刺激的な「ショー」へ(テレビの現場 当事者にきく:6)』から
以前、テレビで使われる「バラエティ」という言葉の語源をこの欄で書いたが、なるほどワイドショー番組の元々のコンセプトも、そういう意味だったのか。元々の意味といま使われている言葉は知らぬ間に変わっていって、その実態とかけ離れていく。
アメリカの大統領選挙って、日本から見ていると、莫大な人と熱狂とお金を費やす「バラエティ・ワイドショー」に思えてくる。これをイラクやアフガンで暮らす人たちはどう観ているのか?アメリカの人たちが掲げる「チェンジ」(変革)という言葉が空しく響く人たちは大勢いるだろう。アメリカは自分たちの都合で、何でもチェンジする選択ができるんだものなあ…。7年前の9・11にアメリカで起きた出来事よりも、9・10以前と9・12以降にアメリカが何をしてきたのかの問題の方が、僕はよほど重要だと思っている。
今年7月に行った以下のシンポジウムの採録が、「年報・死刑廃止」最新号の2008年版に掲載されている。ご覧いただければ光栄です。
▼裁判員制度と犯罪報道~「光市事件」報道についてのBPO(放送倫理検証委員会)「意見」を受けて
◇パネルディスカッション
浜田寿美男(奈良女子大学教員)/下村健一(テレビジャーナリスト)/綿井健陽(フリージャーナリスト)/日隅一雄(弁護士)/安田好弘(弁護士)/足立修一(弁護士)/司会・太田昌国(民族問題研究)
http://www.amazon.co.jp/%E5%B9%B4%E5%A0%B1%E3%83%BB%E6%AD%BB%E5%88%91%E5%BB%83%E6%AD%A2-2008-%E5%B9%B4%E5%A0%B1%E3%83%BB%E6%AD%BB%E5%88%91%E5%BB%83%E6%AD%A2%E7%B7%A8%E9%9B%86%E5%A7%94%E5%93%A1%E4%BC%9A/dp/4755401925/ref=sr_1_5?ie=UTF8&s=books&qid=1225877942&sr=1-5
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綿井健陽 WATAI Takeharu
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電波発射業
ギリギリの告知で間に合うかどうかは自信がないが、もし気がつけばぜひ観てほしい番組が今夜放送される。
今日の新聞のラ・テ欄には「光と影」としか書いてないので、何の番組なのかわからないかもしれないが、以前もこの欄で触れたことがある以下の番組。ようやく関東地区でも放送される(ほかの地区ではすでに放送されたところもあるが、これから放送される各地のフジテレビ系列局もあるはず)。
・「光と影~光市母子殺害事件弁護団の300日」(制作・東海テレビ)
http://tokai-tv.com/whatsnew/30/30010.html
10月25日(土)フジテレビ深夜3時5分~4時
(日付では26日・日になるので録画の際はご注意)
※関東地区のみの放送
http://www.fujitv.co.jp/b_hp/fnsaward/index.html
放送終了後には以下の雑誌2つも、合わせてぜひ読んでみてください。
・月刊「GALAC」08年10月号(バックナンバーで入手可能)
http://www.houkon.jp/galac/backnumber.html
・「放送レポート」215号(現在発売中)
http://www.mediasoken.org/
この「FNSドキュメンタリー大賞」の放送は毎回深夜というか明け方に近い時間帯だが、これがテレビドキュメンタリーの現状というべきか。今回はまだ日曜の深夜ではないから「ましな」時間帯かもしれない。民放連受賞番組なのに、なぜフジテレビはもっと力を入れて番組告知をしないのか?お笑い番組とおいしいお店の紹介ばかりに貴重な電波を使う必要はないよ。
今から12年前の朝日新聞には以下のような記事が掲載されていた。当時の予想はとうの昔に“的中済み”か。それとも、これからもっと変わるのか。それは良い方向なのか、いや悪い方向か…。
「テレビ局は将来、電波発射業になっていく。番組の制作は外部の会社に任せ、出来上がった番組を買い取って放送すればいい」 いまから25年ほど前、フジテレビ社長だった鹿内信隆氏が述べていた持論だ。(朝日新聞96年5月22日付掲載 連載企画「テレビの現場 当事者にきく:7」から)
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綿井健陽 WATAI Takeharu
Homepage [綿井健陽 Web Journal]
http://www1.odn.ne.jp/watai
映画「Little Birds~イラク戦火の家族たち」
公式HP http://www.littlebirds.net/
DVD発売中
月刊「創」連載『逆視逆考』
http://www.tsukuru.co.jp/
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「作り手」「書き手」「撮り手」(告知と文末に追加あり)
▼月刊「創」連載 『逆視逆考』(10月7日発売)
第9回「『胸のつかえが下りました』をめぐって」綿井健陽
http://www.tsukuru.co.jp/
※最終号となった月刊『論座』10月号(朝日新聞社)では、元少年の「いまの心境」という言葉をキーワードに原稿を書いたが、今回はその続編にあたる「胸のつかえが下りました」という彼の言葉をめぐる話である。7月に出版された単行本『なぜ君は絶望と闘えたのか 本村洋の3300日』門田隆将著(新潮社)は、光市事件の被害者遺族の男性と9年間、そばに寄り添うように取材した一人のジャーナリストがつづった記録だ。そのエピローグでは、著者の門田氏が被告人の元少年と判決翌日に面会したときの様子や会話が書かれている。初めて彼と面会した著者は元少年の発したある言葉に対して驚いたようだ。(本文より)
▼『それでもドキュメンタリーは嘘をつく』森達也著(角川文庫)
http://www.kadokawa.co.jp/bunko/bk_detail.php?pcd=200703000602
解説:「ドキュメント・オブ・森達也」綿井健陽
※この本の発売に関連して以下の「お話」を森さんとします。
(追加告知)
予約制/トーク時は入場料1000円(予約先着順・定員 40名)
予約受付:キッドアイラック・アートホール
TEL : 03-3322-5564 E-mail :arthall@kidailack.co.jp
※予約で定員に達した場合は受付を終了します。あらかじめご了承ください。
【特別トーク】10月23日(木) 午後6時30分~午後9時
場所:キッドアイラック・アートホール(京王線・京王井の頭線・明大前駅徒歩2分)
「いま話したいこと、いま考えたいこと」 綿井健陽
トークゲスト:森達也(ドキュメンタリー作家/映画監督)
死刑・光市母子殺害事件・秋葉原殺傷事件・映画「靖国」騒動・北京五輪…。
今年起きた様々なことを“ドキュメンタリートーク”で振り返る。
日本ビジュアル・ジャーナリスト協会(JVJA)写真展&映像展 2008
「生命の現場から:序章」
写真・映像展期間 2008年10月21日(火)~26日(日)入場無料
時間 11:00~20:00 期間中無休 ※ 26日(最終日)は15:00まで
場所 キッドアイラック・アートホール(京王線、京王井の頭線 明大前駅下車徒歩2分)
http://www.kidailack.co.jp
主催 日本ビジュアル・ジャーナリスト協会(JVJA)
http://www.jvja.net/
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月刊「論座」に続いて、月刊「現代」も休刊になった。http://moura.jp/scoop-e/mgendai/
「論座」はこの5年間、度々書く機会があったが、「現代」の方は今年5月号に書いた光市母子殺害事件の原稿が初めてで、恐らく最後になった。「現代」に企画の提案を僕に進めてくれたのが、ノンフィクションライターの魚住昭さんだった。魚住さんが毎日新聞9月22日付記事で以下のように話している。(全文はネット上で読めます→http://mainichi.jp/select/wadai/media/news/20080922ddm012040008000c.html)
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--雑誌ジャーナリズムが担ってきた役割とは?
情報には、大きく分けて官の情報と民の情報がある。官の情報は精選され、すぐ記事にできる。民の情報は雑多だから記事化に手間がかかる。前者主体になりがちな新聞に対して、雑誌は後者を中心に伝えてきた。
雑誌が衰退すれば、情報の多様性が失われる。官の情報は伝えられ続けるだろうし、ブログなどに私的な情報はあふれている。つまり、国家と個人の間にある、「社会」の情報が失われてしまう。
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政界再編の前に、メディア界(特に活字媒体)も激変の時代を迎えている。
しかし、「作り手」「書き手」「撮り手」はいつの時代でも必ずまた現れ、そして残る。もちろんその一方で消えたり、消されたり、潰されたりもするが。テレビの中でも、まだ「作り手」は確実にいる。
先日テレビドキュメンタリー、特にこの国の政治を描いたドキュメンタリーとしては、久々に素晴らしい番組に出会った。名古屋テレビがつくったテレメンタリー「終わらない小泉劇場」という番組だ。
http://www.tv-asahi.co.jp/telementary/contents/backnumber/0258/
過去の膨大な映像素材と核心を突く記者のインタビューで、ユーモア交えて政治を風刺する構成だった。少しマイケルムーア「華氏911」に手法が似ているが、作り手の問題意識とその迫り方がとてもいい。これからの選挙を取材するときにマスメディアが立つべき位置、そして視聴者が観るべきところを教えてくれる。
今日(25日・木)深夜1時、CS放送「朝日ニュースター」でその番組が再放送されるので、ぜひ観てほしい。
http://asahi-newstar.com/program/telemen/onair/080915-006814.html
名古屋はこの名古屋テレビのほかにも、司法・裁判関係の番組では東海テレビが最近抜きん出ている。http://tokai-tv.com/whatsnew/30/30010.html 中京テレビはNNNドキュメントの枠で優れた番組を過去何度も観た。http://www.ctv.co.jp/company/about/jusyo.html しかし、思うがこれは「テレビ局がつくった」のではなく、個人の記者・ディレクター・カメラマン・音声マン・編集マン・プロデューサーらの「作り手」の熱意や取材力、撮影力、企画力、説得力が、テレビ局という巨大な組織を動かした結果だと思う。ちなみに、名古屋テレビの「終わらない小泉劇場」は以下のスタッフ陣容での取材・制作だ。彼らに敬意。http://www.nagoyatv.com:80/activity01/manifest/manifest_0809/telementary.sms
放送批評誌の月刊「GALAC」では「死刑報道」の特集が組まれていた。
http://www.houkon.jp/galac/index.html
一緒に光市事件の番組を作った秋山氏のほかにも、知り合いの何人かが寄稿しているのでぜひ読んでほしい。
(追加)
最近発売された以下の月刊誌「現代思想」10月号も興味深い内容だった。
http://www.seidosha.co.jp/
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綿井健陽 WATAI Takeharu
Homepage [綿井健陽 Web Journal]
http://www1.odn.ne.jp/watai
映画「Little Birds~イラク戦火の家族たち」
公式HP http://www.littlebirds.net/
DVD発売中
月刊「創」連載『逆視逆考』
http://www.tsukuru.co.jp/
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「『いまの心境』とは何か」
▼月刊『論座』(朝日新聞社)10月号=最終号
「『いまの心境』とは何か~光市母子殺害事件から考える」文・綿井健陽
http://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=9696
7月31日、私は久しぶりに「彼」に会いに行った。
4月22日に死刑判決が言い渡された「光市母子殺害事件」(光市事件)の被告人で、事件当時18歳で現在27歳の「元少年」の彼である。(本文より)
※しばらく間が空きましたが、「光市裁判」のことを久しぶりに書いてみました。ご覧いただければ幸いです。
▼「アフガン日本人殺害」緊急集会
・9月4日(木) 午後6時30分開場 6時45分開演 (午後9時閉会予定)
会場:明治大学お茶の水校舎リバティタワー 地下1001教室
http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html
会費:700円 (予約不要・先着順に受付)
※定員267名を超えた場合は会場の都合により、ご入場を制限いたします。あらかじめご了承ください。
主催:DAYS JAPAN http://daysjapan.net/
JVJA(日本ビジュアル・ジャーナリスト協会)http://www.jvja.net/
現代史研究会
「ペシャワール会」の伊藤和也さんがアフガニスタンで殺害されました。この事件の意味を問う集まりを開催し、危機にさらされながら仕事をするNGOやジャーナリストの役割を再認識し、伊藤さんを偲ぶ機会にしたいと思います。
【発言者】(敬称略)
・伊勢崎賢治(東京外語大大学院教授)
・石山永一郎(共同通信社編集委員)
・白川 徹 (ジャーナリスト/アジアプレス所属)
・長谷部貴俊(JVCアフガニスタン代表)
・山元めぐみ(ピースウィンズジャパン・前アフガニスタン駐在スタッフ)
司会:広河隆一(「DAYS JAPAN」編集長/JVJA会員)
※発言者は事情により変更する可能性がございます。あらかじめご了承ください。
【発言者のプロフィール】
・伊勢崎賢治(東京外国語大学大学院教授)
元アフガニスタン武装解除日本政府特別代表。元国連シエラレオネ派遣団武装解除部長。
・石山永一郎(共同通信社編集委員)
共同通信マニラ支局長、ワシントン特派員などを経て、08年から戦争と平和
をめぐる連載企画でイラクからの米帰還兵、劣化ウラン弾、アフガニスタンなど
をテーマに取材。6月末にペシャワール会の活動現場も訪問。
・白川徹(ジャーナリスト/アジアプレス所属)
2006年からアフガニスタンを取材。今年2月~3月にアフガン東部の米軍基地などを取材。
・長谷部貴俊(日本国際ボランティアセンター・アフガニスタン代表)
JVCは01年からジャララバード周辺での医療などの支援活動を展開。8月に2週間現地を視察した。
【お問い合せ】
DAYS JAPAN 03-3322-4150 kikaku@daysjapan.net
JVJA事務局 090-6101-6113 office@jvja.net
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この夏の8月は「腰痛」の日々だった。長引く痛みから、ようやく回復に向かっているところ。「おじいさん」状態は脱したが、まだ時々「イテテ」となってしまうから情けない。それが私の「いまの心境」。
さて、日程が迫っている催しが一つあるので、ひとまず先に告知だけ。いつも書いている本文は後日追加します。
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綿井健陽 WATAI Takeharu
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月刊「創」連載『逆視逆考』
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「再見」(告知追加あり)
▼「インパクション」164号 特集・大崩壊へ向かう司法
http://www.jca.apc.org/~impact/magazine/impaction.html
「裁判員制度導入を前に何が起きているか」
座談会◎安田好弘×綿井健陽×青木理
▼月刊「創」9・10月合併号(8月7日発売)
http://www.tsukuru.co.jp/
連載『逆視逆考』第8回 「知性なきところに感性はなし」
(追加)
▼8月15日(金)
東京・ポレポレ東中野 http://www.mmjp.or.jp/pole2/
映画「アメリカばんざい」上映トーク(午後8時20分の回の上映前)
藤本幸久監督×綿井健陽
http://www.america-banzai.com/
※まだ映画本編は観ていないのですが、藤本監督とお話させていただく予定です。
これは余談ですが広島から先日帰ってきて以来、極度の腰痛に襲われて、「若くない」どころか、もはや「おじいさん」状態です。ぎっくり腰ではなくて、ずっと同じ姿勢での作業から無理な負担がたまって腰にきたのか。いま歩くときも腰を曲げてちょっとずつしか移動できないので、歩いて50歩ぐらいの近所の整骨院までがやっと。ポレポレ東中野までたどりつけるかどうか。
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先週末からまた広島に行っていて、昨日東京に戻ってきた。6日の「原爆の日」を前に、広島は一年で最もあわただしい季節かもしれない。
前回『論座』(朝日新聞社)http://publications.asahi.com/ecs/28.shtml の休刊のことを書いたからではないが、
9月1日発売の「最終号」に原稿を書くことになっている。僕はついに休刊の「疫病神」を超えて、もはや「死神」となったのか。
まだこれから書くところだけど、「メディアイメージと報道」のようなタイトルを考えている。久しぶりに「光市母子殺害事件」のことも含め、少し長い原稿になる予定だ。
これまた「創」の先月号でルポライターの鎌田慧さんのことに少し触れたからではないが、先日は鎌田さんを原宿の通りで偶然見かけた。こちらは本を読んだり顔は知っているものの、鎌田さんと直接話をしたことは過去ない。
地図を片手にあちこち探してしている様子だったので声をかけて聞いてみると、僕がついさっきまで受けていたある番組のインタビュー収録の建物で、実は僕と入れ替わりの収録だったことがわかった。
したがって相当急いでいたようでほとんど立ち話にもならなかったが、「あなたみたいな若い人たちががんばってよ」と別れ際に言われた。
僕は7月に37歳になったばかりで、誕生日を迎えても「また年齢が一つ増えただけ」と特にうれしくもなかったが、鎌田さんは今年70歳になろうとしているわけだから、それから見れば「若い」どころかまだまだ「子供」であろう。
明日は高校時代のサッカー部顧問の先生が久しぶりに大阪から上京するということで、東京周辺在住のサッカー部OBが集まることになる。当時16歳~18歳ぐらいの連中がいまやみんな30代から40代。当時30代だった先生がいま50歳ぐらいなのだから、こちらの方はみんな全然若くない。
まあでも広島出身の同先生から、中国語で「再見」と書かれた「安芸の宮島」(広島)名物のしゃもじを卒業記念品にもらって(当時18歳・1990年)、それが18年経ったいまも本当に続いていることになるのだからいいことだ。
先週の広島でもそうだったが、このところ久しぶりの「再見」が続く。不思議な縁とタイミングが最近多い。いつも思うが出会いは偶然ではない。必然だと思うようにしている。
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綿井健陽 WATAI Takeharu
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